校長無双に見るトップの孤独さ
こんなニュース
トイレに侵入し女性教諭盗撮、小学校校長を逮捕 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）
最近校長の事件を目にすることが妙に多い気がする。校長無双の様相を呈しています。いやそれは言い過ぎ。
企業であれば社長だったり、学校であれば校長先生だったりといった人たちが事件を起こすと、「そんな立派な人がなぜ」みたいな風にも言われがちなわけですが、これについてはなんとなく自分的に思ってるところがあります。
自分らが子供の頃は、先生とか社会人といったいわゆる大人って、まともな人ばかりだと思ってた。子供の頃の僕なんてホントバカみたいなガキだったけど、こんな僕も社会人になればまともになり、いつしかバカな自分の過去も忘れてしまうんだろうなとか思って社会人になったところ今の僕のバカっぷりは当時の自分と比べてもなんら大差ないですからね。リアルに驚愕してます。
でもこうやって僕自身が実証してる通り、大人だからってまともなんてことはなく、大人になっても多くの場面で未熟さはあり、どんな歳になってもまだまだ足りないことは多いんですよね。
そう、個人として見れば大人だって未熟なんです。でも一方で、大人すなわち社会人として生きてる以上、未熟だろうがなんだろうがプロフェッショナルとして扱われる。それはサラリーマンであれ教員であれ、あらゆる職業において同じ。
特にポジションが上がっていくに従い、「組織としてどう考えるか」と言ったことを強く求めらる立場になっていく。そうして個人としての自分とプロフェッショナル扱いされる自分とのギャップがどんどん広がってく。
で、そこのギャップが限界まで来たところで、切れる。という感じかなと。
トップって、自分らが思っている以上にもっともっと孤独なんだろうなぁ、とか思ってしまう。
多くの人は、そういうポジションにならないから気づかないだけで、「いや自分は事件を起こすような人間じゃない」と思ってる側の人も、自分が同じ立場になった場合に果たして「まとも」をまっとうできるのかなぁ？なぁんて思ったりもします。
まぁなんにしてもこの事件を知って、被害者が生徒じゃなくて同僚（教諭）だった点になんとなくほっとした自分は完全に間違ってる気もしなくはないけど同じようにそう思った人も世間には一定数いるんじゃないかなと思ったりしてることはたぶん話の本筋とは関係ない。
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